須坂市長選〜再戦、一騎討ちの様相

2008-01-01 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う須坂市長選は告示の13日まで2週間に迫った。これまでに現職1期目の三木正夫氏(58、相之島町)と新人で農業の永田栄一氏(54、境沢町)の、いずれも無所属の2人が立候補の準備を進めている。前回と同じ顔合わせの一騎討ちの様相。
 三木氏は小中学校耐震工事や市の人件費削減等の実績を強調。2期目に向けて多くの施策を出しているが「これだけは」という目玉は挙げず、総合行政の必要性を訴える。「自分の」でなく、市民の要望と市の将来を考えた施策推進が基本。少子高齢化への対応として、健全財政の推進や産業振興などを図る。
 一方の永田氏は、現市政を「須坂をどんなまちにしたいのか、将来ビジョンが見えない」とし、峰の原風力発電計画は阻止、米子の一般廃棄物最終処分場予定地は再検討、と個々の課題を争点に挙げる。「園芸療法」など医療や教育、農業の融合による環境重視の産業育成で「須坂のへいそく感を打破したい」と変革を求めている。
 三木氏後援会は土屋阿さ子会長ほか副会長5人のうち3人が女性で、しがらみをなくすための象徴。同級生や地元ボランティアを中心に市民党を掲げる。
 永田氏陣営は高校教諭時代の教え子や保護者、山のガイド仲間、現市政に批判的な住民らが運動を支え、前回と同じ草の根型の態勢づくりを進める。
 両陣営ともすでに選挙態勢づくりを始め、会報を配るなどしているが、市民の関心はいま一つ。「誰の政策が自分たちの生活を良くするのか、具体的な話を聞きたい」という声は多い。投票は20日。

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