須坂から大阪へ旅をしたのはなんと…

2007-11-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市立博物館が、8月25日に開いた「臥竜山たんけん」で放したアサギマダラが約330km離れた大阪府池田市で10月20日に捕まった。アサギマダラは長距離を移動するチョウで、その生態は詳しく分かっていないが「捕まるのは珍しいこと。調査が結果として表れ、参加者に実感と関心を持ってもらうことができた」と喜んでいる。
 アサギマダラは季節に合わせて南北に移動する。飛ぶルートや海の渡り方などははっきりしないが、白馬村で放したものが2,000km以上離れた台湾で捕まった例もあるという。
 臥竜山たんけんでは今井彰さん(蝶の民俗館長)と田中裕義さん(昆虫研究家)を講師に小学生や市民ら18人が41頭を坂田山展望台から放した。羽に日にちや「SUZAKA」の文字、個体番号などを書いた。
 日本鱗翅学会のアサギマダラプロジェクトに登録しておいたところ、池田市で男性が捕まえたとの連絡が届いた。羽の番号は「31」で久保田賢さん(長野市)が放したチョウだった。その後、調査のため再び放した。

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