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風力発電反対の請願継続審査に〜市議会委員会

2007-10-01 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 　市議会9月定例会の付託委員会、福祉環境委員会（岩田修二委員長、委員5人）は25日、根子岳風力発電を考える会（中嶋昭代表）から出された「根子岳風力発電建設に反対する請願」を継続審査とした。また、「高齢者の医療制度に関する請願」（県社会保障推進協議会・束原進代表）と「一般廃棄物最終処分場建設に反対する請願」（米子町区長・水谷富雄氏ほか1人）も継続審査とした。
　菅平峰の原グリーン開発が峰の原高原旅館組合加盟58軒に20日付で送った「お知らせとお願い」（スキー場経営戦略の大幅見直しに伴い、風力発電事業賛同者にのみリフト料金、オーナーリフト券の割引対応を継続する）が同委員会でも出され「動揺が隠せない状況」（島田和子請願紹介議員）という。
　請願審査では「市民誰もが賛成、反対を表明できるが、反対運動をする地元へ一方的に関係者の利害を及ぼすことは、市民の権利に対する抑圧と考える。重大な権利侵害が当事者からかかっている。黙視できることではないと考える。（視察した）布引高原風力発電（福島県郡山市）など国内の立地と違い、明らかに重大な心配を引き起こす条件がそろっているので判断は下し得ると私は思う」（永井光明委員）
　「紹介議員の立場で建設反対に賛成だ。8月に現地視察し、険しい山の斜面にあって日本でどこも経験したことのない場所。貴重な環境を壊してまで行う必要があるか疑問」（小笠原克夫委員）
　2委員が採択支持で討論や発言したが、採決の結果、継続を支持する起立多数（浅野隆一・田中章司・宮坂成一委員）で継続とした。