地域での出産を望む会を結成〜須坂病院お産休止で

2007-09-08 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 産科医のけがにより継続が困難となった県立須坂病院の、来年度お産受け入れ休止の決定を受けて5日、旧上高井郡役所で「地域で安心して子供を産み育てることができることを望む会」が結成された=写真。活動方針や会則、活動計画、役員など決めた。20日に第一次取りまとめを行う「県立須坂病院への産科医派遣の請願書」の署名活動に入った。
 開会あいさつは発起人で須高在住の母親らが異常分娩(ぶんべん)などの不安を抱えながらも病院医師らに支えられてお産した当事者の思いなど話した。
 「産科、小児科がそろう病院に支えられ、リスクを負って出産し今の幸せがある。産む場所だけでない、命を受け止めてくれるありがたい総合病院がある地域で、安心して産める環境が必要だ。出産だけ別の病院では精神的にまいってしまう。少子化対策は医師の確保を第一に考えてほしい」と述べた。
 活動方針は地域で安心して子を産み育てることができ、そのために何ができるか考え、行動する市民運動を展開し、地域医療・福祉の理想を掲げて行動する。 1.須坂病院のお産扱いの存続を求め、病院や県に対し、産科医の確保に最善を尽くすよう訴える 2.自治体や医療福祉関係者、助産師などと連携し、勉強会や講演会を行う 3.安心して暮らせるよう考え、発言する場をつくり、行動に移す意識を高める 4.その他必要な活動―に取り組む。
 代表委員は市川澄夫さん(元須坂病院長)倉石知恵美さん(NPO法人へそのお代表)小林君男さん(須高地区労働者福祉協議会長)広瀬ミエ子さん(穂=みのり=助産院長)牧京子さん(新日本婦人の会須坂支部代表)長井千恵美さん(小布施子育てサークルママレンジャー代表)吉池武さん(市社協会長)。
 会員の入会も募集。署名などの事務局は倉石さん宅(本上町、TEL/FAX026-248-4452)。�

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