後半生の夫婦〜知恵と努力と工夫を

2007-08-08 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂で一人ひとりが豊かに生きる―がテーマの「男女共同参画いきいきフォーラム」(同実行委主催)が28日、市公民館で開かれた。約170人の男女が参加し、フリーライター・杉山由美子さんの基調講演や地元パネリストによるパネルディスカッションに耳を傾けた。
 杉山さんは『後半生の生き方 夫婦のスタート』と題し、「50歳を過ぎてもまだ30年の後半生がある。穏やかに楽しく婚姻生活を過ごすには、知恵と努力と工夫が必要。新しい人生に目を向け、新しい友人をたくさん作ることも大切」と話した。
 また杉山さんがコーディネーターを務め、「定年後、あなたの居場所は…」でパネルディスカッションを行った。パネリストの冨沢由明さん(NPOサポートセンターたつまち理事長)は「定年後、まったく未経験の宅老所を開設して3カ月が経った。一番の思いは、老いても住み慣れた地で自分らしく生きてほしいということ」。片桐恵美子さん(子育てサークルこの指とまれ)は「姑世代と私たち若い母親世代がともに関わってサークルを運営している。人生の先輩と同等に語り合ううちに、将来私も先輩のように何かできるのでは―と思えるようになった」。山上正建さん(珍梨園園主)は「平成元年から縁結びのお手伝いを始めたが、親御さんの喜ぶ顔を見るのがうれしくて続けている。60歳にして自分の居場所を与えられたと思う」と、それぞれのエピソードを交えて話した。

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