女性の側から飲酒運転防止を〜須高安協女性部

2007-07-16 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高交通安全協会女性部(染川房子部長)はこのほど、須高三市町村に、女性の側から飲酒運転防止を呼び掛ける活動への協力を要請。須坂警察署長、須高交通安全協会長との連名で市町村長と教育長宛に依頼書を手渡した=写真・須坂市。
 全国交通安全母の会長野県会長、同全国理事も務める染川さんは同会の全国大会の折に紹介された飲酒運転を起こした家族の悲劇を伝え、女性自らはもちろん、周りの人たちにも飲酒運転をさせない運動を家庭・地域・社会で進め、飲酒運転による不幸な家庭が発生しないよう、協力を呼び掛けた。
 この悲劇は夫が飲酒運転で事故(被害者・加害者とも死亡)を起こしたため、賠償金を払えずに、30代の妻が幼い子ども2人を道連れに心中した事件。警察署長あての遺書が残され「私に財産があればご遺族の方の気の済むように弁償したいと思います。でも、私には何もありません。弁償金と家賃を払ってしまうと生活費まで回すことはできません。どうして親子3人生活すればよろしいのでしょうか。ご遺族のご両親のおっしゃることは決してご無理なことではありません。私の夫さえ酒を飲まずにいたらご子息様を死なせずに済んだのでございます。私と子ども2人の命とひきかえに夫の罪をお許しくださるようお願い申し上げます」などと綴られている。
 染川さんは「自動車保険に入っているからと安易に考えがちですが、飲酒運転は保険が適用にならないケースが多く、平穏だった家庭を一変させてしまいます。未来を担う子どもたちのため、最愛の家族を守るため、絶対に飲酒運転はやめましょう」と訴え、各市町村も「積極的に対策を進めていきたい」と協力を約束した。

2007-07-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。