2007-03-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂市教委は2月23日、平成21年度をめどに学校給食センター(村石町)の調理業務を民間に委託する方針を示した。
市学校給食センター運営委員会(浜岡一美会長=地域活動栄養士、委員11人)で説明した。民間活力の導入で効率化や経費削減、その効果による教育事業の充実などが見込めるとした。
市教委によると委託を計画しているのは、献立に基づいて調理したり、洗浄・消毒やボイラー管理を行う調理業務。献立作成や食材の発注・納入、検食などの管理業務はこれまで通り市が行う。配送業務は当初から民間に委託している。
市行財政改革チャレンジプランの中で改革項目に挙がっていた。来年度、学校や保護者に説明、協議し、20年度に業者を選定、21年度から実施したいと説明した。
委託すると現在(平成17年度は職員33人で約1億7,000万円)の2分の1程度の人件費削減と、管理軽減ができるという。
委員からは、「給食の質が落ちるのでは」「どのように業者が作るのか分からない。バランスの取れたものが出るか心配」といった不安の声や「市全体で考えると職員が異動するだけで人件費は変わらないのでは」などの意見が上がった。
田中政義学校教育課長は「学校や家庭に周知し、委託、直営を含めて十分論議して慎重に進めたい。より良い給食を提供できるようにしたい」と話した。
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