2006-11-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂市はこのほど、歩行者を対象にした夜間交通安全教室を北信自動車学校(春木町)で開き、安全タスキ・シートベルト着用推進モデル地区になっている春木町の住民約40人が参加した。
須坂市では今年既に9人が交通事故で死亡しており、うち2件が道路横断時に発生。これから日が短くなり、夕暮れ時や夜間の事故が懸念されるため、北信自動車学校の協力を得て、初めて夜間に実施した。
前半は教室で人間の目の構造、車のライトの向き方や届き方などを学び、後半は外に出て、コース内の照明をすべて消した中で、色による見え方の違い、大型車・普通車・二輪車の距離感、歩行速度と車の速度などを学んだ。
車のライトは対向車の運転者が眩しくならないように、左側を広く照らしており、運転者から見て右側からの歩行者が見えにくくなっている。このため、歩行者事故の9割が右側から左側に横断する人という。また、真っ暗な状態で色による見え方の違いを試したところ、黒はまったく見えず、夜光タスキを掛けることで存在を確認できた。
参加者たちは「教室で学び、外に出て確かめることができて非常に役に立った。命を守るために、夜は明るい色の服を着て、夜光タスキを必ず身につけ、自らできる交通安全を実践していきたい」などと話していた。
なお教室終了後、春木町安全パトロール隊の結団式が行われた。
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