2006-11-02 07:00 am by 須坂新聞
みつばち保育園と学童保育どんぐりクラブを運営する社会福祉法人わらべ福祉会(松本善雄理事長)は14日、市福祉会館で「須坂市のよりよい保育を考えるシンポジウム」を開いた。坂田地区に病後児保育や学童保育(障害のある児童含む)を併設する新保育園建設の計画案を発表し、いま望まれる保育所のあり方などについて意見交換した。
松本理事長がコーディネーターを務め、県短期大の近藤幹生さん、宅幼老所わくさん家代表和久井進さんらがパネリストとして出席。一般市民や保護者、保育士ら約70人が討論に耳を傾けた。
シンポジウムでは、保育の内容に深くかかわる保育士の配置基準や、全国で認定子ども園のモデルケースとしてスタートしている園の現状などを例に、さまざまな視点で意見を交換した。また会場から「熱を出した子を一時預かりの子育てサポートに連れてこられるお母さんもいるが、何とかしてあげたいと思ってもやはり預かれない。病後児保育は必要」「新たな要求を取り入れた園を公立ではできないものか」などの声があった。
わらべ福祉会は新園の設立計画について保育所あり方検討懇話会で意思表示し、市も民間活力導入案の一つとして注目している。同福祉会は計画の進行状況を市民に伝えていくという。
須坂市の保育園児数は平成4年の930人から増えつづけ、現在は1,380人余り。平成12年4月に日滝保育園と須坂東保育園を統合した須坂東部保育園を開園。14年4月には都市計画道路拡張に伴い日野保育園を移転新築した。それ以降、統廃合などに関する明確な方針は出されていない。
一方、国は「認定こども園」の構想を具体化しているが、須高でそうした動きは今のところない。
2006-11-02 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy