須坂市動物園/ハッチ効果だ!入園者新記録

2006-10-21 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市動物園の本年度の入園者が15日、昭和56年に記録した14万7,359人に到達、園内で記念セレモニーを開いた=写真。松本市や長野市から訪れたタイ記録と前後の計3組に、記念品を贈った。また、休園日を1日おいた17日には15万人の大台を達成。今年度中の20万人到達も現実的になってきた。
 開園した昭和37年以降、順調に数字を伸ばし、水族館が開園した56年に過去最高の14万7,359人を記録したが、その後は減少が続き、15年度は6万3,000人台にまで落ち込んだ。しかし翌年、愛嬌いっぱいのアカカンガルー「ハッチ」がマスコミで全国に紹介され、昨年度は一気に12万7,000千人台にまで回復した。同園の坂田博所長は「開園45年目にして最高の入園者数を記録できたのは、来園してくださる皆さんの温かい支援と地域の方々の協力があってこそ。今後もさらに魅力ある動物園を目指していきたい」と話している。
 6月に神戸市王子動物園からやってきたハッチのお嫁さん「クララ」もすっかり慣れ、今ではハッチに並ぶ人気者。14日の朝には、おなかの袋から赤ちゃんが初めて顔を出し、新たな話題を呼んでいる。
 赤ちゃんは生後150日ほどで、少し前から手足やしっぽが時々見えるようになっていた。まだ全身に毛はなく、未熟な状態。顔を出すのも1日に数回あるかないかで、今は見ることができたらラッキーだ=写真(動物園サポーターの長谷川潔さんが18日に撮影)。早ければ11月中にも袋から飛び出すのではと期待されている。飼育員の小林正和さんは「ハッチもクララもとても体調が良い。赤ちゃんも順調で、有袋動物をじっくり観察してもらうにはとてもいい機会だと思う」と話している。

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