2006-10-07 07:00 am by 須坂新聞
県立須坂病院(斉藤博院長)は2日から、「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)迅速検査」(無料)を始めた=写真。エイズ患者とHIV感染者の人口10万人当たりの届け出数が1.26人(平成14〜16年平均)の長野県は、全国ワースト2位(1位は東京3.018人)。県内では先月から全保健所で始め、2日からエイズ治療拠点病院に拡大した。
須坂病院は平成7年エイズ治療拠点病院に指定された。迅速検査の実施は、外来診療日の午前8時45分〜午後4時。通常の外来診療と同様に実名で行う。時間は申し込み、採血、結果まで1時間ほど。結果報告や相談は、医師やカウンセラー、ケースワーカー、看護師があたる。
結果は陰性か要確認。要確認は試薬の性質から感染していなくても陽性反応が表れることがあり、また、さらに詳しい検査(確認検査)が必要な場合をいう。詳しい検査は同院でできる(有料、保険適用)。迅速検査はHIV抗体ができるまでに3カ月かかるため、感染の心配のあった日から3カ月以降に。
エイズはHIVの感染が原因で体の免疫機能が破壊される病気。感染原因の8割は異性間の性的接触。発症まで平均10年の潜伏期間があり、自覚症状はなく、気づかずにうつしてしまう危険がある。
県では平成9年からエイズ発症者がHIV感染者を上回っている(11、14年除く)。
また、長野保健所須坂支所(須坂病院内)では、保健師が随時相談に応じる。TEL026-248-9360。
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