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「寿楽園」15日に一般公開／県内初の全室個室ユニット方式

2006-10-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　改築工事中の養護老人ホーム「寿楽園」（須坂市本郷町）は近く完成する＝写真。須坂やすらぎの園を運営する社会福祉法人睦会（中沢有寿理事長）が来月から同施設隣地で経営する。竣工（しゅんこう）式は来月13日。一般公開は15日午前10時〜午後3時。現寿楽園（村石町）は4月から民間移譲で同法人が運営している。入居者の引っ越し後は解体する。
　鉄筋コンクリート造り2階建て。カラー鉄板ぶき。延べ床面積は約3,000平方メートル。定員は入所50人、ショートステイ8人。養老所では県内最大。
　全室個室で6ユニット（1ユニットに9室とリビング室、1室13.5平方メートル）。全室冷暖房完備（床暖房）。防災設備を整備。居室、事務室、医務室、談話室、厨房、食堂、一般浴室、特浴室、水洗トイレ、介護予防訓練室、訪問介護ステーションなど。
　総事業費は8億1,500万円余（旧施設解体分除く）。財源は国県交付金2億3,700万円余。市補助金2億1,000万円。その他補助金2,000万円。残りは自己資金。設計はアルス設計。監理はエーシーエ設計。施工は岡谷組。
　竣工式は地権者や地区関係者、行政・医療・福祉関係者、業者、評議員ら約90人を予定。
　建設担当の大島順道総合施設長は「県内初の全室個室ユニット方式を導入し、快適生活に配慮した」と話す。入所者は65歳以上の身体・精神・環境・経済的理由で独り生活が困難な市内や長野圏域居住者。