2006-09-19 07:00 am by 須坂新聞
ブドウの新品種「ナガノパープル」を須坂市の新たな果実ブランドにしよう―と、消費者宣伝用の絵本型パンフレットがこのほど、産学官で取り組んでいる須坂果実ブランド戦略研究会(広田光彦会長)の手により作られた。信州須坂ふるさとフェアなど大都市で行う販促イベントで活用、ナガノパープルを須坂生まれの須坂ブランドで積極的に売り出す。
信州大学繊維学部感性工学科の学生グループの作品の中から選考した「信州須坂ぶどう物語」を題材に制作。A5版12Pに渡って昔話風(竜神様との約束で始まる)の絵本にまとめ、須坂市にある県果樹試験場で新品種のブドウが誕生したこと、実は大きく、種なし、水洗いで皮ごと食べられ、十分な糖度とさわやかな味わいの新しいブドウである点を強調している。
ナガノパープルは、県果樹試験場が須高特産の巨峰とロザリオビアンコを交配し、育成した品種で大きな果粒が特色。数年前から須高地区で期待の新品種として、積極的に導入されている。
JA須高によると、ことしの出荷予定量の約8割がJA須高管内、いまのところ栽培技術力がある須坂市を中心とする須高地区が主産地となっている。JAは露地物の本格的出荷を前に、14日名古屋市場、15日大阪市場でナガノパープルの商品説明会を開き、20日東京市場で商品説明会を行う。
なお、須坂果実ブランド戦略研究会等は26日、地元の消費者向けに「ナガノパープル・イン・ファーム」を行う。
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