2006-07-01 12:00 am by 須坂新聞
須坂市、須坂商工会議所などでつくる「蔵の町並みキャンパス元気スクール実行委員会」は26日、スクールの開講を記念した特別講演会を市メセナホールで開き、トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏と須坂市名誉市民の遠藤守信信州大学教授が特別講演した。
市内外から約1200人の聴講者が集まる中、豊田名誉会長は、「魅力ある日本の創造」をテーマに講演。協会長を務めた愛知万博「愛・地球博」の成果を紹介しながら、日本に求められるものは▽環境に配慮し、循環型社会の実現に向けたものづくりと科学技術立国の創造▽少子高齢化に対応した社会インフラの構築や世界の多様性との共存▽観光立国日本の実現―と述べた。
若者に向けては▽高い志と大きな夢をもつこと▽現状に満足せず、新しいものに挑戦していくこと▽それぞれの道のプロになってほしい―と期待、「夢を描き、夢を語りながら挑戦するものに実現のチャンスは訪れる」とエールを送り、20世紀型の詰め込み教育から脱却、若者の豊かな感性、個性、チャレンジ精神、創造性を育てていく人づくりが大切―と述べた。
また、地方の活力なくして本当の日本の活力、発展は期待できない―と地方の自立心を訴え、一人ひとりの取り組みで元気な須坂市、北信地区を創造し、地域活性化のモデルになるように頑張ってほしいと期待した。
2006-07-01 12:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy