交通事故/須坂・小布施で増、高山村減

2006-04-20 07:00 am by 須坂新聞

事件・事故 icon 3月24日に小布施町中条の北信濃くだもの街道で発生した交通死亡事故を受けて、須坂警察署、小布施町、須高交通安全協会、地元自治会などの関係者約20人が現地診断を行い、再発防止策を話し合った。
 事故は午後9時55分ごろ、町内の75歳の男性が中野市方面から須坂市方面に向けて運転していた軽トラックが緩い左カーブで対向車線にはみ出し、向かってきた普通乗用車と正面衝突、出血性ショックで死亡したもの。軽トラックに同乗していた妻、普通乗用車を運転していた中野市の男性も負傷した。双方ともシートベルトは着用していた。
 現地診断で、須坂署の竹内喜通交通課長は「現在捜査中だが、なんらかの原因で、はみ出したのではないか」と説明。その後、参加者から▽カーブが分かりづらい。ガードレールの支柱に反射テープをつける▽道路のペイントをひきなおす▽減速効果のあるセンターラインのワイド化を図る―などの意見や要望が出された。
 同署では「軽トラックは手軽な交通手段で、これから農繁期となり使用頻度が高くなる。何が起きても事故が避けられるよう、予測運転、防衛運転に心掛けてください」と呼び掛けている。
 この事故が今年須高で起きた初の死亡事故で、昨年より約1カ月遅いが、昨年の最初の死亡事故も同現場に近い同街道で発生している。同署によれば、今年に入って9日までに、須高管内では84件(須坂市62・小布施町18・高山村4)の人身事故が発生、97人(須坂市70・小布施町23・高山村4)が負傷。昨年同日比で、件数は全体で10.5%増、須坂市で19.2%増、小布施町で5.9%増、高山村で42.9%減。傷者は全体で2.0%減、須坂市で6.1%増、小布施町で4.5%増、高山村で63.6%減となっている。

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