2006-04-12 12:00 am by 須坂新聞
石油などの化石燃料を減らし、地域環境型エネルギー社会の構築を目指すNPO法人須坂エコライフネットワーク(山岸頌正代表)が、塩野東工業団地内で、廃食用油をバイオディーゼルの軽油代替燃料(BDF)に精製する活動を始めて1年がたった。3月末までに一般家庭、事業所から出た計21,600リットルから18,100リットルのBDFを製造。ごみ収集車などが燃料として使用し、資源のリサイクル化が図られている。
昨年4月、事業所などに呼び掛けて活動を開始。現在約30の事業所が協力し、収集量は全体の約4分の3を占める。また須坂市も同ネットに呼応して7月から家庭の廃食用油を月1回、瓶類の収集日に収集。3月末までの収集量は目標4,000リットルに対し、5,283リットルと大幅に上回った。
事業所と一般家庭を合わせた月平均の収集量は現在約2,400リットルだが、18年度は3,000リットルを目標にする。山岸代表は「須坂市内で月平均10,000リットルの収集が見込めるとすると、現在は5分の1程度にしか至っておらず、これからもっと増やせる可能性がある。廃食用油をBDFにすることは地球温暖化防止や大気汚染防止などにつながるだけでなく、下水処理の負担も軽減できることなどを、もっと多くの人に理解してもらえれば」と話している。
また同ネットは、休耕田を活用して菜の花を育成し、食用油を搾油する菜の花プロジェクトも行っている。
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