2006-01-29 12:00 am by 須坂新聞
「蔵造りなどの歴史的遺産等を活用し、産・学・官・民の協働で新たな研究・教育機能をもった都市づくりを進めよう」と、信州大学などの教育機関、地元企業、須坂市等でさる12月発足した「蔵の町並みキャンパス推進協議会」(神林章会長)は、25日に開いた第二回会議で、各界で活躍するトップクラスの著名人等を講師に仮称「蔵の町並みキャンパス06元気スクール―信州大学サテライト塾」の開催を決めた。
須坂市、商工会議所、信州須坂産業活性化推進会議、蔵の町並みキャンパス推進協議会、文化振興事業団、市観光協会で実行委員会を組織、信州大学等の共催で行う。
第一回は、先ごろ須坂市の名誉市民に決まった信州大学の遠藤守信教授のほか、世界的に注目されている企業の経営首脳陣等を講師に予定、3月下旬か4月上旬の開催をめどに日程等の調整を進めている。2回目以降は、大学教授、産業界、教育界等の著名人を講師に計画、受講料は1回1,000円程度を予定している。
元気スクールの目的は、持続可能な地域社会形成に必要な人づくり「人づくり百年の計」。少子高齢化、技能技術の継承、フリーター・ニートの増加などの社会問題を抱える中、科学技術・技能融合型ものづくり等で持続的発展が可能な地域社会の形成を目指す。
また、信州大学から「創造都市」の提案がされ、市、日本建築学会長野支所、信州大学工学部建築学教室の共催で「建築とデザイン」の講演会を開くことを決めた。
創造都市は、短絡的にビジネスに結び付けるという発想ではなく、芸術家やデザイナー、建築家、研究者等の創造的仕事に携わる人材の力で市民の創造性を引き出し、社会問題を解決していく都市のこと。英国の研究者チャールズ・ランドリーの著書「創造都市」を発端に、世界の都市計画家の中に広まっている。
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