すざかバッハの会/今度は「モーツァルト」テーマに

2006-01-27 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市内外の音楽愛好者で組織する「すざかのバッハ会」は昨年12月まで、国立音楽大学教授の礒山雅(いそやま・ただし)さんを講師に、バッハを学ぶ講義や演奏会を3年間で18回にわたって行い、須坂から音楽文化を発信してきたが、今年がモーツァルトの生誕250年に当たることから、今度はモーツァルトをテーマに2年間で12回の講座を開くことになった。第1回は2月12日に開催、現在参加者を募集している。
 12月10日に実施したバッハ講座の最終回には地元はもとより東京・大阪・神奈川などから約150人が集まり、礒山さんの名講義(写真)やアーチストの演奏に耳を傾けたが、参加者から、会が盛り上がってきたのにこれで終わっては残念、2006年はモーツァルトイヤーだから今度はモーツァルトをテーマに開いてほしいなどの声が高まり、会の名称はそのままにして、「人間モーツァルト〜天才の成長をたどる」と銘打ち、年6回ずつの2年計画で講座を開くことになった。
 『モーツァルトあるいは翼を得た時間』や『モーツァルト/二つの顔』などの著作がある礒山さんからは「モーツァルトは抜きんでた天才音楽家であるばかりでなく、一人の人間としてもきわめて興味深い存在です。モーツァルトに関してはたくさんの手紙や記録、逸話が残っており、バッハよりもずっと容易に、その生涯をたどることができます。講座ではさまざまな名曲を年代順に鑑賞しながら、波乱万丈だったその人生を体験してみましょう」とのメッセージが寄せられている。
 聴講料は1回2,500円だが、シリーズ聴講料(年6回分)は12,000円。申し込み・問い合わせは会長の大峡喜久代さん.TEL248-5326、FAX246-6378まで。なお今年度の日程(時間は全回午後2時〜4時半)は次の通り。
【第1回】▽開催日・場所 2月12日にスザカ迎賓館で▽テーマ モーツァルト入門〜35年の人生をたどる
【第2回】▽開催日・場所 4月9日にメセナ小ホールで▽テーマ 天才の幼時〜旅に学ぶ
【第3回】▽開催日・場所 6月25日にメセナ小ホールで▽テーマ 天才の悲しみ〜失恋と母の死
【第4回】▽開催日・場所 8月20日にメセナ小ホールで▽テーマ 天才の自立〜皇都ウィーンへ
【第5回】▽開催日・場所 10月8日にスザカ迎賓館で▽テーマ 天才の喜び〜コンスタンツェとの結婚
【第6回】▽開催日・場所 12月10日にメセナ小ホールで▽テーマ 天才の飛翔〜超多忙の時期
 なお、来年度は▽第7回=天才の社会性▽第8回=天才の女性観▽第9回=天才の充溢▽第10回=天才の不遇▽第11回=天才の燃焼▽第12回=天才の終焉―と続く。

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