2006-01-11 12:00 am by 須坂新聞
須園八町キュウリを共同研究
一方、須坂園芸高校は須坂商業と同様、各種イベントでの農産物などの販売や伝統の街頭での実習販売に加え、花づくりや各種出前講座・講習会など地域との関わり、連携は多岐にわたる。野菜クラブでは住民とともに伝統野菜八町キュウリの研究に取り組んでいる。
野菜クラブ(小林大クラブ長、八人)は、消えつつあった八町キュウリを見直し、復活させようと4年前に活動を開始。品種が定まらず種苗店でも扱っていないため、自分たちで市内の農家などを訪ね歩いて数種類の種を入手し、試験栽培して研究を重ねた。
収穫したものが本物か聞き取り調査したり、育てた苗の配布などを行ううちに活動が知られるようになり、地元でも気運が高まり、昨年、高甫地区住民を中心に「八町きゅうり研究会」が発足。会員の前でそれまでの成果を発表したり、農家を視察して一緒に栽培方法を検討、情報交換するなど、“現代版”の創出、産地化に向けてともに取り組んでいる。
クラブ長の小林君は「調べて分かったことをお互いに教え合ったり、頼り、頼られ、一緒に考えて研究するのが楽しい。八町キュウリが知られるようになり、やってきたことが地域の役に立ってうれしい。励みになる」と話した。
八町キュウリ研究会の神林啓助会長は「調査や資料提供、苗の育成などの面で協力してもらいとてもありがたい。園芸高生のおかげで地元でも八町キュウリが見直されて活動の輪が広がり、盛り上がっている」と感謝している。
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