須坂マリア幼稚園が創立50周年

2005-11-07 12:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市春木町の聖母マリア学園・須坂マリア幼稚園(安藤礼也園長・園児104人)は今年度創立50周年を迎え、29日、メセナホールで記念式典を開いた。
 同園は1956年に創立した須坂マリア保育園が前身。幼児人口増加時代を迎え、当時現在の同園の場所に教会を構え、宣教活動をしていたベルギー出身のアンドレー・G・アレンテインス(安藤礼也)さんに、須坂市から保育園設置の要請があり、安藤さんは世界各国の後援者から寄付を募って保育園設置工事を行い、76人の園児を迎えて産声を上げた。
 64年、市から幼児教育充実を図るための幼稚園設置の要請を受け、県の認可を得て、須坂市初の幼稚園として須坂マリア幼稚園が誕生。78年には鉄筋コンクリートで災害に強く、すべての教室が大ホールにつながる斬新なアイデアの新園舎を建設。翌年、総アルミニウム製の浄化槽を内蔵したプール、広い園庭も完成し、すべての施設を近代化した。
 82年には音体教育を本格的に取り入れて、鼓笛隊「リトルエンジェルス」を結成、近年ではランチルームの設置、サマースクールの開設、プールの上屋など、時代のニーズに即応した事業に取り組んでいる。50年間の卒園者は約3500人に上るという。
 記念式典では園児による演奏、全日本幼児教育連盟会長の畠山國彦さんの「感性を育てる音体教育」と題した講演、式典が行われた。園児たちは旗やバルーンを使いながら▽威風堂々▽スターウォーズのテーマ曲▽勇気100%―などを演奏、練習を重ねてきた成果を元気よく発表し、会場に詰めかけた大勢の保護者らから盛んな拍手を浴びていた
 また、式典では安藤園長が50年の思い出と共に感謝の言葉を述べ、三木須坂市長が来賓を代表してあいさつ、最後に全員で園歌を斉唱した。同園では「地域の数多くの皆様のご支援ご協力により50周年を迎えることができました。これからも創立時から掲げております『丈夫な身体に正しい心』を教育目標に、いつまでも元気な笑顔があふれる須坂マリア幼稚園として、幼児教育に一層努めてまいります」と話している。

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