生涯学習で人づくり・まちづくり

2005-10-12 12:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 「生涯学習でつなげようまちづくりの輪を」をテーマにした第12回須坂市生涯学習市民のつどいがこのほど、市公民館全館で開かれ、約500人の市民でにぎわった。
 各種団体で組織する実行委員会が主催、市教育委員会が後援。同委員会では「私たちがいきいきと、より良い人生を送っていくためには生涯学習は無くてはならないものです。なぜなら、学び続けることや学びの成果を活かしていくことが心豊かな人づくりやまちづくりにつながるからです」と生涯学習の重要性を呼び掛けており、発表や啓発の場として、東中学校吹奏楽部の演奏を皮切りに▽出演応募者の発表イベント(演奏・ダンス・マジック)▽ふれあいコーナー(販売・お茶席・託児)▽各種紹介コーナー(地域公民館・生涯学習推進員・市立図書館・市立博物館)▽作品展示(市文化芸術協会加盟団体・市民学園クラブ生)▽メーンイベント(講演・実践発表)などが多彩に行われた。
 メーンイベントでは田中本家博物館館長の田中宏和さんと宮下医院院長の宮下俊一さんが講演、須坂商業高校3年の土屋尊夫君と服部貴宏君が実践発表、会場の3階ホールは用意した200席の椅子が足りなるなるほどの人が詰めかけ、身近に活動する人たちの話に熱心に聞き入った。
 このうち、田中さんは「北信随一の須坂の良いところ再認識と今後のまちづくり」と題して▽本物が認められる時代。須坂には本物がいっぱいある。素晴らしい文化があったまち、誇りを持ってほしい▽須坂には食べる所・買う所・見る所がないという人がいるが、そんなことはない。皆で盛り上げることをしなければ絶対によくならない―などと話した。
 須坂商業高校の二人は「須商まちかどSHOPくますぎの活動を通して〜地域に飛び込みわたしたちが得たもの」と題して、ビデオを上映しながら、市内各所で実施している物産販売体験から学んだ社会性、地域との関わりの大切さなどを報告した。くますぎは須商マーケットの本部生徒で構成し、月3〜4回活動。何度も買いに来ている、イベントに若い人たちが参加して活気が出る―など認知度や評判も高まっており、今後の目標として「現在は本部だけの活動なので一般生徒にも参加してもらい、もっとPRして、もっと地域に貢献できるようにしたい」と意欲を示した。
 宮下さんは「心の健康と生活リズム」と題して▽生活リズムの乱れが心を不健康にしている。睡眠が大切、健康のリズムややる気が出てくる。早寝早起きをすること▽睡眠は時間の長さではなく質のよい睡眠を▽夢を多く見ること(REM睡眠を大切に)▽脳の左右のバランスをよくする(右利きの人は左が言語脳=言語・記憶・計算・理解・読み書きなど、右が音楽脳=音楽・園芸・華道・茶道・座禅・スポーツなど。もっと右を使うこと)▽バックグラウンドミュージックは非常に有用▽タバコ一本で右脳が一時間麻痺▽香水も右脳麻痺▽右脳刺激はコーヒーなどと解説した。

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