北陸コカ・コーラが須坂に用地取得

2005-10-10 12:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市と北陸コカ・コーラボトリング(株)(資本金7億1273万4千円、本社富山県高岡市、稲垣晴彦社長)との間で、須坂市井上のインター須坂流通産業団地土地の売買が成立して5日、契約の調印式を須坂市役所で行った。
 同社は、市が分譲している同流通産業団地の約1万3700平方メートル=約4千140坪を契約額約6億300万円余(坪単価14万5454円)で買収、コカ・コーラ社の製品を販売する「東北信マーケットサービスセンター」を建設する。
 同センターは、長野県内の営業拠点の再整備に伴う北信地区の営業拠点の再編のため、長野支店と中野営業所を統合し、2階建ての営業事務所と平屋の配送センターを建設するほか、自動販売機のメンテナンス、物流などの関連子会社4社が入居する。11月中旬に着工、来年6月開業予定。将来的に自社製品の空き缶やペットボトルなどのリサイクル施設も入居する。社員は80人、パートも含めて従業員は100人規模になる予定。
 調印式で三木市長は「コカ・コーラというブランドが須坂市のイメージアップにつながる。省エネや環境に対する会社の取り組みも大いに参考になり、環境や新エネルギーに取り組む須坂市として歓迎している」とあいさつした。
 また、稲垣社長は「物流にとってインターに隣接する効率のよい拠点が確保できた。企業市民として地域と良好な関係を築いていきたい。来年はコカ・コーラ120周年の記念の年であり、記念すべき年に新拠点が誕生することは大変意義深い」とあいさつした。
 同流通団地は平成11年12月に分譲開始。分譲面積13万8000平方メートルのうち、80.4%を分譲したことになる。市は分譲が成約した際に、情報提供者に報酬を支払う分譲成約報酬制度を設けていて、同社の情報は八十二銀行の関係会社(株)長栄が提供した。

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