蔵の町並みキャンパス構想

2005-09-09 12:11 am by 須坂新聞

お知らせ icon 製糸で栄えた須坂市の中心市街地の蔵や町並みを学生の教材で活用し、地域の再生につなげよう―と、須坂市や地域の教育機関等が「蔵の町並みキャンパス研究会」を発足、29日、初会合を開いた=写真。
 研究会は、市と連携協定を結んでいる信州大学のほか、清泉女学院大学・短大、県短期大学、長野高専、須坂産業活性化推進会議、商工会議所、町並みの会、市内企業、須坂市で構成。座長に山沢清人信州大学工学部副学部長を選んだ。
 教育機関側は、信州大学が遠藤守信工学部教授、土本俊和工学部教授、高橋渉教育学部教授、坂牛卓工学部助教授ら7人、清泉女学院が仲條正典教務部教育課係長、県短大が林千穂教授、長野高専が浅野純一郎助教授。電気電子工学、建築学、都市計画、地域計画、環境都市工学、被服学などの研究者がメンバー。
 教育機関から、学生の設計、製図に蔵を活用することや、子供とお年寄りの世代間交流の場として利用することが提案された。研究会はあと2回開き、具体的に研究テーマを設定、11月に「蔵の町並みキャンパス推進協議会」を設立する計画。来年度の実施に向けて、関係機関との連携協力、参加大学の拡大、運営資金の確保、開催イベントの拡大などを検討する。
 須坂市は、中心市街地活性化に向けて歴史的資源、文化資源を活用したまちづくり、情報の交流拠点の復活などを目指す「蔵の町並みキャンパス構想」を掲げ、産・学・官・住民連携によるまちづくりを進める方針。

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