高校囲碁選手権-須坂東が3年連続県準優勝

2005-07-20 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 全国高校囲碁選手権大会県大会(日本棋院など主催)は先ごろ、上田高校で開き、男子団体戦で須坂東が3年連続で決勝に進出し、準優勝した。個人戦で 戸谷一磨君(1年、長野市=写真後列右から3人目)が準優勝し、昨年の全国大会優勝者・高津昌昭君(3年、同=写真後列左から3人目)とともに26日から東京・日本棋院会館で開く全国大会に出場する。
 男子団体戦には県内14校から16チームが参加してトーナメント戦を行い、前評判通り須坂東と松本県ケ丘が勝ち進み決勝で対戦。持ち時間1人40分で、大将、副将、三将がそれぞれ同時に対局し、須坂東はわずかの差で1―2と敗れ、優勝ならなかった。
 青木淳同好会長は「皆で切磋琢磨して層が厚くなり、全国を狙って頑張った。各校から目標とされ、その中での準優勝は評価できるが優勝できなかったのは残念。伝統ができつつあるので後輩にはさらに上を目指してほしい」と話している。
 一方、個人戦で準優勝した戸谷君は、決勝で昨年まで3年連続県中学生王者の上條浩平君(松商1年)と対戦。あと一歩及ばなかったが、序盤の不利な状況から押し返して相手の持ち時間20秒まで追い詰めた。「負けたが相手を最後まで苦しめていい対局ができ、手応えを感じた。全国は強豪ばかりだがいい経験を積んできたい」と意気込みを話す。
〔須坂東〕▽選手 青木淳3 高津昌昭3 上原圭悟3 田中裕美3 北沢真央3 酒井努2 坂口竜平2 西山大輔2 戸谷一磨1 小林孝太1▽顧問 本多健一 3連覇に挑む-高津昌昭君

 高津昌昭君はことし、史上初の全国大会3連覇に挑戦する。県内では信州十傑、県アマ棋聖、県アマ本因坊などのタイトルを持ち、昨年末には、赤旗名人戦で一般の強豪に混じって高校生ながら全国優勝を果たした。ことしに入ってからも関東甲信越都市対抗戦への出場や、下島陽平七段、溝上知親八段といったプロとの対局で経験を積み、より腕に磨きをかけた。
 「昨年は全員から目標とされ苦しんだが、ことしはそれ以上だと思う。周りからの期待や重圧もあるが、そういったものを乗り越えて3連覇を達成したい。相手は気にせず、体調を整えていつも通り対局に臨みたい」と話している。

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