2005-06-01 07:00 am by 須坂新聞
伝統野菜である八町キュウリを復活させ、新たな特産品にしようと先ごろ発足した「八町きゅうり研究会」(神林啓助会長)は24日、JA須高高甫支所で苗の販売を行った。長年にわたる自家採種の繰り返しなどにより特性が変異、多様化すると共に種類がはっきりしなことから、今回、地元高甫地区住民を中心とした約100戸に八町キュウリとされる7種類の苗約700本を配布して試験栽培、研究して、「現代版」を作り出す。
JA須高や市、長野農業改良普及センター、須坂園芸高校などと連携しながら、配布した苗を各戸で栽培し、それぞれの育成過程や栽培方法、生産量、実の形や大きさ、味などを研究、意見交換しながら新しい八町キュウリを定める。
配布に先立って神林会長が「今までそれぞれで栽培していたが、皆で検討して統一品種の新しい八町キュウリを生み出そう」とあいさつ。続いて、一昨年から八町キュウリを研究している須坂園芸高校野菜クラブが今までの活動内容や成果を発表した。
苗を求めて約70人が訪れ、5年ほど前から育てているという荒井健蔵さん(下八町)は「いろんな人から種をもらって栽培していたが毎年、大きさや形が違っていた。どれが本物か分からず困っていたので、正式に決めるのはいいこと。八町キュウリは評判がいいのでたくさん作りたい」と話していた。
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