県立須坂病院ー新院長に斉藤博さん

2005-04-19 09:05 am by 須坂新聞

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 県立須坂病院副院長から昇任した。一日の院長就任講話では「胸を張って言える病院にしよう。病診連携を含めて医療の充実に努めよう。必要不可欠な人材の確保は、職種間の効率的な配置と柔軟な対応で。救急、総合診療、研修など一層の向上、強化を。患者中心医療を共通課題として全力で取り組もう」と分かり易い言葉で伝えた。
 退任した小口前院長が二年間に取り組んだ「心の触れ合う医療と信頼される病院づくり」を「継承し、さらに発展させたい。須坂病院の特色は何か。地域医療を担う医師の養成、感染症センター的機能、地域密着の基幹病院として地域連携を深め、三百三十六床の院内はもとより在宅の充実にも力を入れたい」
 茅野市出身。昭和五十一年長崎大医学部卒業後信大医学部第二内科に入局。第二内科助手、医学博士学位取得、第二内科講師を経て平成三年長野赤十字病院へ。第三内科部長―第二内科部長―長野赤十字上山田病院医療社会事業部長―第一内科部長から昨年四月に須坂病院へ赴任した。
 専門は内科、血液の病気。肝硬変の凝固異常を調べた論文で学位を取得した。白血病や血友病など血液疾患からエイズ治療にかかわり、院内感染対策、ターミナルケアの対応などに取り組んだ。「医療安全対策を進め、技術の向上に努め、目的意識を持ち、チーム医療を推進し、地域の拠点病院として安心安全の医療を提供したい」
 県医師会エイズ等感染症対策委員―副委員長から平成十二年委員長に。日本血液学会認定医・指導医、日本内科学会認定医、日本臨床血液学会、日本環境感染学会、日本死の臨床研究会、日本エイズ学会、日本人間ドック学会の会員。長野市在住。五十五歳。

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