インター周辺開発に伴い新設アクセス道路開通へ

2024-04-06 10:22 am by 須坂新聞

お知らせ icon 上信越道須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発に伴い、須坂市が進めている道路整備が本年度完了する=地図参照。26日に新設アクセス道路の開通を予定するなど残る4カ所の整備を終える計画だ。今後、交通量の増加が見込まれる中で、渋滞緩和や通学路を含めた住民の安全確保などを図る。2019年度に着手した事業全体の総仕上げになる。
 市道路河川課によると、新設アクセス道路(地図(1))は、25年秋に開業が予定される「(仮称)イオンモール須坂」などが立地する開発地西側から北西に延びる市道福島東畑七配線。延長1324.6m、幅員11.5m〜24.5mで、車道と歩道を設ける。
 昨年12月に供用を開始した、県道長野須坂インター線とIC須坂産業団地西交差点を結ぶ区間に加え、今回新たに、IC須坂産業団地西交差点から県道村山綿内停車場線(千曲川堤防との接続箇所)を結ぶ区間が開通して完成する。26日は関係者が出席して開通式を行う予定。
 新たに開通する区間は渋滞緩和対策をはじめ、福島地区の住宅地を通る県道沿いの騒音などの軽減を図るバイパスで、以前から地元要望もあったという。
 市道井上九反田電鉄沿線と市道村山八町線の改良工事(地図(2))は、本年度中の完成を見込む。両路線が交わる九反田町の交差点(長野電鉄旧屋代線高架跡近く)には、市内3カ所目の環状交差点「ラウンドアバウト」を設置する。
 九反田電鉄沿線の延伸に伴い、現道の三差路が変則四差路の交差点になることから、信号機が設置しにくいという。ラウンドアバウトを採用することで、車のスピード抑制も狙う。
 ラウンドアバウトは直径(外径)37m、環道の幅員6m、歩道の幅員2.5m、中央島の直径13m。規模は野辺町と沼目町のラウンドアバウトよりも直径が大きく、幅員も広いという。
 ともに現道を拡幅し、既に通行可能となっている市道幸高福島線(地図(3))と市道井上松宮中島線(地図(4))は車道や歩道の舗装などを進め、秋に工事が完成する予定だ。
 インター周辺開発に伴う道路整備(県道インター線含む)は拡幅工事を中心に推進。19年度からの総事業費は約55億円を見込む。

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