【長野ガロンズ】V3男子3日開幕

2023-11-03 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon バレーボールVリーグ3部(V3)男子の今季(2023〜24年)レギュラーラウンドがあす4日、開幕する。須坂市に拠点を置く長野GaRons(ガロンズ)は、昨季から導入するチーム独自のシステムを生かした戦い方に磨きをかけた。「自分たちのバレーをやりきる」と、11チームが参戦するリーグで優勝を狙う。開幕は日置市伊集院総合体育館(鹿児島県)で2連戦に臨む。4日は兵庫デルフィーノ、5日はフラーゴラッド鹿児島と対戦する。
 「選手層が厚くなり充実してきた。全員がシステムを理解して精度も高まった。昨季よりも間違いなく良い」
 10月18日夜、墨坂中体育館。練習に励む選手たちを見つめながら篠崎寛監督(須坂市南小河原町出身)は、そう自信をのぞかせた。
 ガロンズは昨季、10勝17敗で7位。上位チームを破る強さを見せた反面、善戦しながら勝ち切れなかったケースも目立ち、順位を押し上げられなかった。
 昨季からチームをまとめるアウトサイドヒッターの福池凌太主将(岡山県出身)は「昨季のチームは雰囲気が悪くなったときの失点が多かった」と反省。チームに浸透したシステムを最大限に生かすためにも、常に前向きにプレーできるメンタルが必要と考え、練習時から全員で盛り上がるよう意識する。
 技術面では課題のサーブを強化。試合の重要な場面を想定して練習を重ねてきた。ミスを恐れず攻めのサーブが打てるかどうかが鍵を握る。体力面の向上にも力を入れ、昨季からの筋力アップに加えてアジリティー(機敏性)も強化した。
 チーム最多の6季目の戦いに挑むアウトサイドヒッターの浅田潮(うしお)選手(静岡県出身)は「体力がついてきて良い状態。(重点的に強化した)サーブキャッチ(レシーブ)はもちろん、積極的に攻撃にも貢献したい」と意気込む。
 今季の登録選手は23人(うち内定選手5人)。ミドルブロッカーの中條立樹選手(千曲市、若穂中出身)は昨季内定選手としてチームに合流した。チーム内の競争が増す中で「切磋琢磨(せっさたくま)しながらチームの勝利に貢献したい。持ち味を生かしたい」と決意する。
 来季(24〜25年)から新大会方式に移行するため、今季は一つの区切りになる。「終盤でのサーブと攻撃が重要。着実に1点を奪う厳しい攻撃をしたい」と福池主将。「優勝を目指し、最後まで楽しくプレーしたい。ファンの皆さんに『良いチームになったね』と言ってもらえるように頑張る」と誓った。
 篠崎監督は「迷わずに自分たちのバレーをやりきるだけ」と強調。課題を克服し、試合で白星を重ねることで、さらにチームが成長すると信じている。

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