市内3高校生が連携してスムージー開発

2023-09-23 11:20 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂東、須坂、須坂創成の市内3高校の生徒が連携し、オリジナルスムージーを開発した。23日に須坂アートパークで開かれるイベント「須坂スイーツフェスタ」で限定販売する。信州の伝統野菜「村山早生牛蒡(ごぼう)」などを使い、健康を意識したスムージーが特徴だ。
 信州須坂健康スムージー推進協議会(事務局・市健康づくり課)が、若い世代にもスムージーに親しんでもらおうと開発を依頼。販売はスムージーフェス(10月1日まで)の一環で企画した。
 開発には、3校の生徒約15人が参加。全体で出し合ったアイデアを基に、創成高生が試作した。試飲会後、改良を加えて仕上げた。3種類を開発し、イベントでは、ゴボウやカボチャなどを使った2種類を販売する。
 ゴボウのスムージーにはホウレンソウやキウイフルーツが入り、見た目は淡緑色。ゴボウの苦みがなく飲みやすいそうだ。2種類ともバナナやハチミツ、豆乳を使って味を調整。野菜の分量を多めにした。淡黄色のカボチャのスムージーはカボチャとバナナの甘みが感じられるという。
 今回は販売しないが、甘酒のスムージーは須坂の発酵食文化を意識した一品。イチゴベースの味わいで、バナナやブロッコリーの茎も加えて作った。
 創成高農業科2年の中澤歩春(ほはる)さん(長野市)宮川さつきさん(高山村紫)山?綾羽(あやは)さん(長野市)によると、「種類によって作りたてと時間がたった後で味が変わってしまった」と苦労も。3校連携では「(食品製造を学ぶ)私たちとは違う視点の意見もあった。どう反映させるか大変な部分もあったけど楽しかった」と話した。
 須坂高1年の綿田帆華(ほのか)さん(小布施町横町)は「地元の食材を使って多くの人に飲んでもらえるスムージーを考えた。村山早生牛蒡のスムージーはゴボウが苦手な人にも飲んでもらえると思う」とアピール。
 須坂東高1年の神林真聡(まさと)さん(須坂市上八町)は「創成高生がおいしいレシピを考え、みんなの意見をまとめて改善してくれた。多くの人たちが関わって良い商品を作ることができた」と話している。
 1杯400ml入りで税込み550円。2種類で計150杯を販売する予定という。
 今後は購入者の声を踏まえて磨きをかけ、市地域おこし協力隊と市内高校生有志でつくる「Let's try project(レッツ・トライ・プロジェクト)」が来年1月に立町にオープン予定のカフェでメニューにする計画だ。

2023-09-23 11:20 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。