メセナジュニア楽団が最後の演奏会

2023-08-26 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　メセナジュニアオーケストラとその仲間たち（約50人、山崎照夫代表）は13日、ジュニア楽団の最後の演奏会をメセナ大ホールで開いた。発足20周年を迎えたが、コロナ禍や団員減が影響して活動を閉じることとし、盛りだくさんな演奏曲で有終の美を飾った。10（平成22）年から13（平成25）年まで定期演奏会で披露した定期演奏会委嘱作品４曲とベートーベン作曲の交響曲第5番「運命」を力強く演奏した。
　同楽団は、次代を担う子供たちが音楽活動を通して地域に夢と希望と感動を与え、明るく心豊かな地域に貢献しようと03（平成15）年8月に子供33人、大人9人で発足した。
　イベントや夏季合宿を通じて親睦を図り、演奏会・講演会・式典等で演奏、宮城県（大崎市・石巻市・塩釜市・南三陸町）へ東北演奏旅行（16、18年）に出掛けた。
　指揮者は17年から宮澤等さん（61、須坂市出身、チェリスト、国立音大付属音楽高校講師、都立総合芸術高校講師）が務めている。
　山崎代表は発足からの経過を紹介し、「活動してきたが、コロナの影響を受けて４回目のトライアルコンサートが4日前に中止された21年以降練習もできなかった。本日締めくくりを迎えることとなった」と述べた。