自律的に学ぶ力と連携大事に〜須坂市の小中あり方検討会2回目

2020-08-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市教育委員会は4日、第2回小中学校あり方検討会議を市役所で開いた。委員11人が出席。資料説明や意見交換の前後に座長の伏木久始(ふせぎひさし)信州大学学術研究院教育学系教授が「ふるさと学習の好事例」と「次世代型の学び」について講演した。「少子化が進み、学びは個別・最適化が求められていく」とし、「これまで大事にされてきた日本の教育を受け継ぐ必要はあるが、見直す時に来ている」と強調した。
 毎年訪問するフィンランドで、小中学生に将来を尋ねると、住んでいるまちで「看板職人になりたい」「産婦人科医になりたい」との答えが返ってくる。子供たちは「住むまちに対する貢献」を考えている。日本で同じ質問をすると、ふるさとに接続されていない回答が圧倒的に多い。市民の1人として大人が子供を大事にするフィンランドの教育に学べるところがあるのでは、と指摘した。
 適正規模学級の考え方は妥当なのか。欧米先進国では小規模校が主流。これからは自律的に学ぶ力が必要で、幼児教育と小中高の一貫した理念が必要になることも指摘した。
 意見交換では「修得に傾斜したこれまでの時代から、活用・探究へどうもっていくか。学びの空間を広げるためにはICT(情報通信技術)の活用は不可欠。小中学校の連携も大事」(勝山幸則信濃教育会総務部長)
 「ウイズコロナ、アフターコロナの中で自律して学ぶ力が大事だと言われるが、教職員間での認識の共有は難しいので意見交換の場が早急に必要だ」(佐藤富美子=とみこ=豊洲小校長)など各委員が発言した。
 今検討会議について小林雅彦教育長は「これからの子供の学びを模索していくことでたどり着く答えを出し合う場ではなく、問いを深め合う場としての共有が大事だ」とした。
 次回は10月26日。委員(5人ほど)が小中学校のあり方や学びについて、プレゼンテーションする。

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