2019-09-07 07:00 am by 須坂新聞
須坂市地域おこし協力隊2年目の早川航紀さん(須坂温泉古城荘勤務兼直売所「須坂まるかじり市」店長、大谷町)は、参加する信州産ソルガム普及促進協会(長野市七二会)の活動の一環で、今年5月に須坂市大谷町のモデルほ場約1,000平方メートルにまいたソルガムをこのほど、収穫した。
ソルガムは、モロコシ、タカキビ、コーリャンなどとも呼ばれるイネ科の穀物。アフリカ原産で、日本には遅くとも平安時代に伝来したとされる。実は3mmほどで品種により白色系、有色系がある。
食品表示法で定められる27品目のアレルゲン物質を含まないアレルゲンフリーが特徴。タンパク質の一種「グルテン」を含まないため健康志向や小麦アレルギーの人に重宝される。ポリフェノールを多く含み、アンチエイジングも期待される。
収穫後の茎葉は、キノコ培地や動物飼料としても活用ができる。
耕作放棄地の課題解決へ信大と長野市がプロジェクトを立ち上げて取り組んできた。
昨年末、長野市の地域おこし協力隊員が協会を立ち上げ、早川さんは結成に参加した。
今年春に協会の3人で種をまき、草取りなどは早川さんが一人で管理し収穫に至った。
「収穫まで実働20時間ほどで省力栽培が可能。無農薬で除草剤も不使用。作りやすい1.5mほどの品種(ミニソルゴー)は人にも地球にもやさしい。直売所から発信できればと考えている。地域循環も可能」と話す。
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