【元高校球児のマスターズ甲子園】須坂が初出場で東北信準V

2019-09-07 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 元高校球児が出場する「マスターズ甲子園県大会」(県高校野球OB・OG連盟主催)の東北信ブロックで初出場の須坂が準優勝を飾った。8月24日に佐久市で行われた決勝で長野日大に5―10で敗れ、中南信ブロック優勝の松商学園との県決勝(10月5日)に駒を進めることはできなかったが、今後につながる手応えを感じた大会となった。
 長野大会は県内野球の活性化や、元球児の組織を活用して減少傾向にある野球人口の拡大を目指すことなどを目的に昨年から始まった。今年は昨年より11多い36校のOBチームが出場。東北信19、中南信17チームに分かれてトーナメントを実施し、勝ち上がった2チームが決勝を戦う。
 対象は県内の高校硬式野球部に在籍したことがある元選手で、大学や社会人、プロの現役選手は出場できない。試合は九回か2時間をめどに、四回まで(前半1時間)を34歳以下、五回以降(後半1時間)を35歳以上がプレーする。投手の登板は2イニング以内などの規定もある。
 須坂は初戦の2回戦で屋代を7―4で破ると、準々決勝は甲子園メンバーを擁する長野商業に大差をつけられながらも13―13の同点に追い付き抽選勝ち。準決勝の上田は試合には敗れたが、相手が大会規定を満たしていなかったため勝利した。
 5月の開幕当初は46人だった登録メンバーも、勝ち進むにつれて徐々に増え、現在は60人以上になった。
 宮本修代表(60、旭ケ丘町)は「久々に硬式をやる選手がほとんどだったが、チームワークよく楽しんでできた」。OB同士交流ができたことも「非常に大きかった」と言い、「話もでき、20代から60代まで顔がつながったことがうれしい」と喜んでいた。
 11月に甲子園球場で行われる全国大会は出場枠が限られており、長野県は抽選で外れたため今年は出場できない。来年以降に向けて宮本代表は「力を入れているチームはレベルが高い。35歳〜40歳の選手を増やすなど、もっと強いチームにしたい」と先を見据えた。

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