2019-08-24 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内4中学校の正副生徒会長が集う「須坂市中学校生徒会サミット」の今年度第2回が先ごろ、墨坂中学校で開かれた。低年齢化が社会問題になっているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの危険性や安全な使用を、地域の小学生に啓発するために各校が制作した1分程度の動画を発表し、意見を交わした。
「テロップが多すぎる」「映像が逆光」などの点を改善し、秋以降に一本の動画にまとめて、各中学校が校区ごとの小学校に出向く予定だ。
動画は、インターネットの使用時間、プライバシー、家族と過ごす時間の大切さ、友情を壊さないために―などをテーマに、生徒自身が演じた。
今年度サミットの担当校・墨坂中の生徒会長山岸翔梧さん(3年)は「スマホは役立つし、おもしろくてプラスになることが多いけど、使い方を誤るとすぐにマイナスになってしまうという事を、自分たちより下の子どもたちに伝えなければいけない。サミットのメンバーは毎年入れ替わるので、どうやって持続可能な啓発活動にしていくかを考えることも課題の一つ」と話した。
生徒会サミットは各校が抱える課題を共有し、一丸となって改善策を探る活動で6年目。当初は「あいさつ」などが統一テーマだった。今年5月、総務省信越総合通信局(長野市)とグーライト(須坂市北横町)などが、インターネットやSNSを安心・安全に利用するための啓発動画制作ワークショップを開催。須高地域の5中学校が参加し、事前に撮影した動画をグーライト社員のアドバイスで編集した。
またサミットでは2年かけてネットやSNSの統一ルールを定め、昨年リーフレットを制作。動画と併せて啓発に役立てる。
2019-08-24 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy