2019-07-13 07:00 am by 須坂新聞
須坂市本上町の小島文子(あやこ)さんは9日、運転免許を返納した人たちに渡してほしいと、和布などでフクロウをかたどったミニ人形50個を須高交通安全協会に寄贈した。小島さんは須坂警察署を訪れ、同協会の丸山俊春副会長に人形を手渡した。贈呈式には同署の武川泰久署長や御堂島勝彦交通課長も立ち会った。
小島さんは最近全国で発生している高齢者による交通死亡事故に心を痛め、運転免許を返納した人たちのこれからの人生が「福路=フクロ」であることを願い、魔除けの象徴としても知られるフクロウの人形を作った。人形は高さ7cm・幅6cmほど、目がくりくりと動き、かわいらしい。
小島さんは福祉施設に千羽鶴を贈ったり、学校などでボランティア活動にも従事。贈呈式では丸山副会長の感謝の言葉に、小島さんは「子どもたちや地域の人たちが使う道路がいつも安全で、事故が少しでもなくなるように、そんな思いをこめてこの人形を作りました。免許を返納された方々の未来のおまもりとして、おそばに置いていただければ幸いです」とあいさつした。
同署交通課によれば須高地区の免許返納者は▽平成26年=81人▽27年=102人▽28年=130人▽29年=198人▽30年=223人―と年々増加。今年は5月末日で111人(須坂87人・小布施16人・高山8人)と、過去最多の昨年を上回るペースで増えている。
同協会や同署は「東京・池袋などで発生した高齢者による事故以来、免許返納の関心や機運が高まっている。相談にも応じていますのでご連絡を」と呼び掛けている。須高交通安全協会☎026-246-0034、須坂警察署☎026-246-0110。
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