2019-05-18 07:00 am by 須坂新聞
インターネットやSNS(会員制交流サイト)を安心・安全に利用するための啓発動画制作ワークショップ(体験型講座)が11日、須坂駅前のシルキーホールで開かれた。須高地域の5中学校の生徒20人が参加。ネットなどの利用で起こり得る危険や弊害を防ぐため、ルールやマナーを守ったり、相手のことを考えて行動する大切さなどを動画にまとめた。
総務省信越総合通信局(長野市)とグーライト(須坂市北横町)などが、総務省の「情報通信月間」(5月15日〜6月15日)の一環で初めて取り組んだ。
生徒たちは▽時間▽プライバシー(個人情報)▽保護者とのルール作り▽友情―をテーマに1分程度の動画を制作。事前にグループ(学校)ごとに撮影を行い、この日はグーライト社員のアドバイスを受けながら編集作業に励んだ。
高山中は、時間を守ってスマホを使う人と夜中まで使ってしまう人を比較して日常生活への影響を表現。小布施中と常盤中は、SNSに個人などが特定される写真を投稿することで、事件やトラブルに巻き込まれる可能性を指摘した。
相森中は「スマホを使いすぎるとスマホになっちゃう」というインパクトのある内容で、家族との時間を大切にするよう呼び掛けた。墨坂中は、SNS上での軽卒なやり取りが友情を壊してしまう原因になるとし、相手がどう思うかを考える重要性を訴えた。
相森中3年の藤岡章枝さんは「家族の時間を大切にしながら楽しくインターネットを利用できるようにしたい。(家族間で)ルールを作り守っていくことが大切」。SNSを使って友達や家族とやり取りすることが多いという墨坂中3年の永田匠さんは「(相手に)送る前に読み直したり、誤解を招くような言葉は送らないように気を付けている」と話していた。
なお、須坂市内4中学校の正副生徒会長でつくる生徒会サミットは今後、今回都合により不参加だった東中を含む4校が制作した動画をまとめ、市内の小学校などに出向いて啓発活動に取り組みたいという。生徒会サミットでは昨年度、ネットやSNS利用に関する統一ルールを定めてリーフレットも作っている。
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