【長野県議選】小林君男氏が出馬の意向〜新人・現職3人選挙戦か

2018-12-22 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う県議選(来年4月7日投票)の須坂市・上高井郡区(定数2)に18日、憲法9条を守る須高連絡会事務局長で前連合長野高水地協議長、前長電労組執行委員長の小林君男氏(62、須坂市坂田町)が出馬の意向を表明した。2年前の参院選で杉尾秀哉氏の当選を後押しした野党共闘の流れをくむ「民主政治を進める須高地区連絡会」が全体会(市第1勤労者研修センター)を開いて候補予定者と確認した。
 小林氏は記者会見で「安倍独走政治を地方の立場から許さない、自民2議席独占を打破したいとする会の趣旨に沿って、12月に入って決意を固めた。地域住民が安心して暮らせる県政の実現を一番の課題に掲げ、県議選を戦いたい」とした。
 さらに「憲法を生かした県政運営や県民の命と暮らしを守るために尽力し、税金の不正な使い方を許さない県民の立場で情報公開も追及していく。無所属で立候補し、当選後も会派に属さない。県政諸課題には会の意向を聴いて是々非々で。市民と野党の共闘の候補として押し上げてほしい」と力を込めた。
 同連絡会は、今年6月に発足。役員会を5回開き、この日、一本化にこぎ着けた。
 構成は連合長野須高地区連合会、須高地区労組会議、須高地区労連(以上呼びかけ)、部落解放同盟須高地区協議会、共産党、社民党、憲法9条を守る須高連絡会、戦争をさせない1000人委員会須高、民主政治をめざす須高市民の会など11団体と関係市議ら。
 確認事項は(1)憲法改悪を許さず守り育てる(2)須坂市・上高井郡選挙区の自民独占は許さない(3)予定候補は無所属。県議会はどの会派にも属さない(4)候補希望者の意思と決意に敬意を表し予定候補として確認する(会から新たな対立候補は出さない)(5)会としての推薦は構成団体の諸事情により難しい(6)会は市長選(再来年1月)に向けて組織を維持し協議していく―とした。
 小林氏は県須坂商業高校卒。長野電鉄に入社し42年余。運転士や駅員を務め、後半18年は組合専従。おととし定年を迎え、雇用延長で勤務。共産党在籍。
 県議選には新人の関野芳秀氏(64、須坂市上八町、市議4期目)と現職1期目の堀内孝人氏(69、須坂市中島町)が出馬の意向を表明している。前回選挙は4人が争った。

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