2018-11-17 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は本年度、臥竜公園の長寿命化計画を策定する。竜ケ池や橋、周遊路、遊具、防護柵、駐車場など施設の現状を調査し、更新や改修などの計画を立てて、2020年度から順次実施する考え。
臥竜公園は1931(昭和6)年に竜ケ池が整備された。67〜68年度にかけて大規模な修繕工事が行われるなどした。一方で、水が循環しずらい構造のため、近年は夏に水質が悪化してアオコや悪臭が発生するなどしている。また、漏水防止のため敷かれている池の周りのシートが景観面で懸案となっている。
水質改善のため、現在は冬に竜ケ池の水を抜いて入れ替えているが、長寿命化計画を策定する中で、入れ替えをしなくて済むように、池の構造改良や池底の掘削も検討する。
公園管理事務所は83年建設。弁天橋は85年、臥竜橋は93年に架け替えるなどしている。
長寿命化計画は、各施設の調査結果や耐用年数などを踏まえて、それぞれ改修や更新の方針などを定める。市の財政を考慮しながら、優先順位を決めて取り組む。周遊路の未舗装区間の整備なども検討するという。
調査と計画策定は設計業者に委託する。委託料は421万円。計画実施事業費は、50%補助の国の社会資本整備総合交付金を活用する予定。
公園管理事務所の坂田温(あつし)所長は「安全を維持しながら、臥竜公園を使い続けられるようにしていきたい」としている。
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