須坂市で合同部活動試行〜中学女子バレー部

2018-09-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市教育委員会は19日から、市内4中学校の女子バレー部の合同部活動をスタートさせた。部員減少による活動継続困難の解消や、教員の負担軽減などを目的に試行。毎週水曜日放課後に、市民体育館か相森中体育館で練習する。本年度末まで行って、来年度からの本格実施やほかの競技でも導入するかなど検討する。
 市教委によると、生徒数や部活動加入者が減少し、主に団体競技で活動が難しくなっている部が少なくない。
 女子バレー部の部員数は現在、墨坂11人、常盤10人、相森9人、東5人となっている。人数不足で十分な練習ができなかったり、今後の活動が不透明な学校もあることから、対策の1つとして合同部活動を試行することに。水曜日以外は各校でそれぞれ練習する。
 19日は4校の生徒33人が集まって市民体育館で行った。共に部活動指導員で、相森中バレー部顧問の小山絢子先生と、長野ガロンズの渡辺稜さんの指導で約2時間、練習した。生徒たちは声をかけ合いながら、トス、レシーブなどの基本プレーや、ミニゲームなどに汗を流した。
 相森中2年の高山優梨(ゆうり)さんは「普段は人数が少なくて、チーム内で試合ができないので、大勢でいろんな練習ができて良かった」。東中2年の仲村愛思(いとし)さんは「大勢でやると、声もたくさん聞こえて気持ちが盛り上がる」と話していた。
 小山先生は「これから生徒たちが慣れてくれば、より内容の濃い練習ができると思う。市内の女子バレー部の顧問でバレー専門は私だけなので、合同部活は基本練習を中心に行い、各チームでの練習に生かしてもらいたい」と話した。
 練習会場への移動は東が路線バス、墨坂はドリームモータースクール須坂の協力を得て用意した車、常盤と相森は徒歩。帰りは保護者が迎えに来る。
 市教委では「生徒たちの送迎や、練習会場確保、指導体制などが課題なので、そうした点を検証して、合同部活動が可能か見てみたい」と話している。

2018-09-22 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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