【ローソン須坂墨坂南店】特殊詐欺を未然に防ぐ〜須坂署が感謝状

2018-07-07 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署(和田行雄署長)はこのほど、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、ローソン須坂墨坂南店(屋部町)に感謝状を贈った。同署の署員会議の席上、和田署長がオーナーの丸山善寛さんに手渡した。
 6月10日、市内在住の20代の外国人男性が朝から複数回来店、そのつど電子マネーを購入した。不審に思った店員が用途を聞くと、男性は片言の日本語で「友だちに送る」「家族が危ない」などと不自然な説明をしたことや購入額が合計で20万円に上ったことから、同店では、特殊詐欺の疑いがあることを音声翻訳アプリを介して男性に説明した上で、警察に通報、被害を未然に防いだ。
 感謝状を受け取った丸山さんは「特殊詐欺の被害を防ぐことができてよかった。これからも少しでも不審に感じたら声を掛けていきたい」と話していた。
 須坂署生活安全課によれば、6月末日までの今年上半期、須高地区では特殊詐欺が11件(昨年同日比5件増)発生し、計1,397万8,000円がだまし取られた。市町村別では須坂市8件、小布施町3件。手口別ではオレオレ詐欺5件、架空請求詐欺6件。
 このほか、類似案件として、電話だけのやりとりでインターネットバンキングに契約され、650万円がだまし取られた電子計算機使用詐欺が3月に須坂市で発生している。
 また、金融機関やコンビニの水際では16件(昨年同日比8件増)を阻止、計1,903万4,000円を守った。
 須高地区の特殊詐欺の発生件数は2013年1件、14年4件、15年5件、16年9件、17年13件と年々増加。今年は上半期だけで既に11件を数え、過去最悪だった昨年1年分に近い件数になっている。
 このため、須坂署では「須高地区が狙われている」として警戒を強めると共に、須高防犯協会連合会と連携して啓発活動にも一層力を入れている。

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