須坂の2人が叙勲受章〜竹前郷史さんと山崎俊一さん

2018-05-12 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 政府は4月29日付で今年度春の叙勲受章者4,154人を発表した。長野県関係では98人が対象。須高地区では保護司の竹前郷史(ごうし)さん(73、須坂市米子町)が更生保護功労で瑞宝双光章、元長野県警察技術吏員の山崎俊一さん(84、須坂市塩川町)が警察功労で瑞宝単光章を受章した。
 竹前さんは平成元年に法務大臣から委嘱を受け、今年で30年目。22年から須坂市保護司会長、29年から須高地区保護司会長、長野県保護観察協会評議員を務めている。
 これまで30数人を担当。社会復帰を目指す人には、特別扱いせずに打ち解けた雰囲気を心掛けてきた。心を開いて更生を誓う彼らに、竹前さんは「あせらず、普通に働きなさい」と優しく励ます。
 「長所を見つけてほめることが大切。相手を信じれば必ず応えてくれます。立派に更生した姿を見るのは最高にうれしい。今後さらに相手が成長できる励ましに努めたい」と喜びを語った。米子瀧山不動寺住職。家族は妻の見(まゆみ)さん、長男で副住職の敬史さん夫妻、孫3人。
   ◇  ◇
 山崎さんは塩川町出身。須坂高卒後、昭和25年に県警察技術吏員として採用され、主に県警察本部刑事部で科学捜査研究所、鑑識課で52年間勤務した。
 鑑識課では技術吏員として、県内で起きた事件の現場に行き指紋や足跡を対照し、科学捜査研究所の研究員とし鑑定に従事した。
 山崎さんは「県内のほとんどの事件に携わりました。捜査は先入観ではなく理論的に徹底的に調べることを心掛けてきました。毎日の地道な積み重ねが評価につながり光栄に思います。先輩や同僚、家族の協力のおかげです」と感謝していた。
 現職時代から続けているアマチュア無線を楽しむ。家族は娘夫婦、孫夫妻の3世代。

2018-05-12 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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