2018-03-31 07:00 am by 須坂新聞
須高地区で3月24日から29日まで6日間連続して火災が発生し、3人が死亡した。2月28日に発生した須坂市仁礼町の火災では2人が死亡しており、1カ月間に計5人が死亡という非常事態に、須坂市消防本部は厳重な警戒を行い、一層の注意を呼び掛けている。
同本部によれば、現在の消防本部体制となった昭和37年以降、年間の死者は4人が最多で、わずか1カ月間で年間最多を上回ったことになる。
死亡火災の1件目は24日、小布施町押羽地籍の畑の下草約1,300平方メートルを焼き、男性の遺体が見つかった。
死亡火災の2件目は25日、須坂市小河原地籍で下草約67平方メートルとプラスチックのコンテナを焼き、女性の遺体が見つかった。
死亡火災の3件目は28日、小布施町山王島の住宅約130平方メートルを全焼、男性の遺体が見つかった。
このほか、26日に小布施町清水沖で約1,370平方メートルを焼く下草火災、27日に小布施町大島地籍で約130平方メートルを焼く下草火災、29日に須坂市米子地籍で下草約2,800平方メートルと空き家・物置約200平方メートルを全焼する火災が発生している。
同本部によれば、直近の10年間で6日連続して火災が発生したことはなく、下草火災に限れば死亡者が出ることもなかった。
それが2日連続して下草火災による犠牲者が出る非常事態に、同本部ではホームページでの緊急告知や防災行政無線での注意喚起と共に特別警戒を行い、注意事項として▽たき火をする際は必ず消火水を用意する▽完全に消火するまで火から離れない▽家の近くではたき火をしない▽一度に全部燃やさずに複数回に分ける―ことなどを呼び掛けている。
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