【2017年人口集計】 須坂と小布施が転入超過〜高山は社会減6人

2018-02-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 県はこのほど、2017年の県内市町村の年間人口増減数を公表した。須坂市と小布施町で、転入者数が転出者数を上回り、「転入超過」(社会増)となった。須坂市は113人増、小布施町は29人増。高山村は転入と転出の差(社会増減)が6人減だった。社会増減に、出生者数と死亡者数の差(自然増減)などを合わせた人口増減は、須坂市が243人減、小布施町が46人減、高山村が62人減だった。
 須坂市の社会増は3年ぶり。14年が9人増、15年は91人減、昨年は増減なし。17年の転入超過113人のうち、44人が外国人。
 17年の市への転入者の内訳は県内市町村からが1,037人、県外からが527人。市政策推進課によると、年代別では0歳〜9歳が81人、30〜49歳が147人、それぞれ転入超過で、子育て世代の転入が増えたと分析している。一方で15歳〜29歳は110人の転出超過だった。自治体別では長野市からが85人、中野市からが42人、それぞれ転入超過した。
 同課では「須坂は子育ての支援策や施設が整っていて、スーパーも多く、長野市に比べると地価も安い。子育てや住みやすいと感じて、近隣市町村から転入して来た人が増えたのでは。移住促進の取り組みも一定の成果が出てきていると思う」と話した。
 小布施町は社会増減が昨年の12人減から増加に転じた。町企画政策課は「移住定住施策を進める中で小布施に住みたいという人が増えている。民間の宅地造成による転入も大きい」と話した。町移住定住コーディネーターを通した移住は16年度5件14人、17年度4件9人の見込み。
 高山村は社会増減が昨年の42人減から減少数が減った。村総務課によると、村内ではワイン用ブドウ栽培を中心に「農業をやりたいという人が着実に増えている」と説明。これまで進めてきた若者や新規就農者向けの村営住宅整備など「住宅に着目した投資などの効果が表れてきているのでは」と捉えている。

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