【須坂創成高】機械加工、自動制御技術で工学科の課題研究を発表

2018-01-27 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂創成高校創造工学科は19日、同校で3年生(37人)の課題研究発表会を開いた。生徒たちは、7分野10グループに分かれて取り組んだ集大成の学習の成果を披露。2年生からの質問にも答え、さらに発展した研究になるよう期待した。
 課題研究の内容は、機械加工技術を生かした精密機械コースの電気自動車、金型、シート巻き取り機と、自動制御技術を活用したメカトロニクスコースの水耕栽培用の装置、ハンドベルの自動演奏装置、電子制御モデルハウス、電動義手、自律制御カー、自動化機構、クレーンゲーム。
 このうち、田中勇誠さんと塩澤柚人(ゆうと)さんの2人は、電動義手を研究した。塩澤さんは社会貢献につながる遠隔義手の活用案として、高放射線環境下での作業や地雷の撤去・不発弾処理などの作業を挙げた。
 今後の研究の方向性として「より実用的なものに近づけることが必要」などとまとめ、「後輩が研究を引き継いでくれることを望む」と呼び掛けた。
 内堀幹太さん、小林良樹さん、大峡淳之介さん、田中智崇さん、長南圭悟さんの5人は、手動のシート巻き取り機を製作。シートを巻き取りながら汚れを除去するアイデアも盛り込んだ。
 生徒たちは「巻き取りシャフトのずれを防ぐためにストッパーを取り付けた。これによりスムーズに巻き取ることができる」などと紹介。学校に役立つ作品ができたとし「学校で使ってほしい」と話した。

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