2018-01-27 07:00 am by 須坂新聞
日野保育園の年長児(29人)は19日、同園ホールで茶道を体験した。元気に駆け回る姿から一転、背筋をピンと伸ばし、静かな空間で伝統文化に触れた。
掛軸や季節の花が飾られ茶室と化した空間に、いつもと違う雰囲気を悟った園児たちは少々緊張気味。作法に関してはボランティアで訪れた戸松陽子さん(表千家教授=須坂市大日向町)が分かりやすく話した。
順番が来るまで、園児らは正座して、体験中の園児の所作を目で追った。お菓子やお茶が自分の前に置かれると、「お先に」「頂戴いたします」と丁寧にお辞儀。茶碗を2度ほど回し、お茶を口にしてからは「おいしい」と表情をやわらげた。
片桐一江園長は「日本の伝統文化を知る貴重な体験ができたと思う。小学校入学を控え、普段はとても元気な子どもたちですが、今日は真剣な表情、緊張感が伝わってきました」と話していた。
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