須坂市が県へ排水機場早期更新を要望〜平成31年度着手目指す

2017-12-09 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市は7日、10月に台風21号の影響で増水した八木沢川の排水中に故障した、相之島排水機場の排水ポンプの早期更新を求める要望書を県に提出した。三木正夫市長や市議会議員、地元県議らが県庁を訪れて、北原富裕農政部長に手渡した。県農政部は「平成31年度から大規模改修に着手できるように、市と共に進めていきたい」とした。
 相之島排水機場は排水ポンプ4基のうち、2基が排水作業中に故障、もう1基もその1週間前に故障が判明して修理中だった。そのため、小島町を中心に発生した冠水や住宅の床下浸水に影響した。
 故障した3基は1966(昭和41)年に設置したもので、市道路河川課では老朽化が故障の原因としている。
 同排水機場は県が設置して市に譲与した。大規模改修は県が国から補助を受けて県営事業として行う。市も一部を負担する。
 三木市長は「市では本年度、排水機場の長寿命化計画を策定したので、1日も早く県営農村地域防災減災事業で、相之島排水機場の設備を更新して」と求めた。
 北原部長は「住民、農地の被害防止の面から重要な施設。長寿命化は緊急性、必要性が非常に大きいと認識している。国の予算は厳しい状況にあるが、事業採択に向けて須坂市と共に取り組みたい」と述べた。
 県農政部によると大規模改修は数年かかる見込みという。市道路河川課では「それまでは備えに万全を期したい」としている。

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