2017-12-09 07:00 am by 須坂新聞
一般社団法人須坂市体育協会は2日、須坂市のメセナホールで創立70周年記念講演会を開いた。シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチの井村雅代さんが「人を育てる―愛があるなら叱りなさい」の演題で講演した。井村さんは選手の指導法について、日々の達成感や成功体験の積み重ねで、成長を促していることなどを語った。
井村さんはこれまでの経験から、選手を強くする方法は「たった一つしか知らない。それは練習で強くすること。だから徹底的に選手たちに練習させた」という。
目標には大きな目標と小さな目標の両方が必要で、小さな目標は日々の努力で叶えられるものを設定するとし、「毎日、小さな目標をクリアすることが、達成感や喜びになる。『1ミリの努力』。その積み重ねが大事」と呼びかけた。
また、「今の若者は苦労だけではめげてしまう。日々、少しでもできるようになったという成功体験が選手を強くする」と話した。
一般の人たちが井村さんは常に選手を叱っていると思っていることについて「叱っているのではなく、本当のことを言っている。その後、選手にダメな点を直す方法を伝えている。良くならなければ、方法を変えて良くなるまで言い続けている」という。
「叱るということは相手の可能性を信じること。叱る時は本気で叱って。相手に伝わる」と話した。
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