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須坂クラシック美術館〜岡信孝記念展示室を開設

2017-10-21 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市は17日、東横町の須坂クラシック美術館の土蔵に、日本画家・岡信孝さん（85、神奈川県）が描いた絵画や、収集した民芸品などを展示する「岡信孝記念展示室」を開設した。岡さんや関係者が出席してオープニングセレモニーを行った。また、市は岡さんを表彰した。
　同館はこれまでも明治期の土蔵に、岡さんが収集したガラス器や李朝民芸品、焼き物などを並べていた。先ごろ、市が岡さんの絵画1点を購入すると共に、18点の寄贈を受けたことから、記念展示室として、これまで所蔵していた絵画と合わせて展示することに。
　購入、寄贈を受けた絵画は、岡さんがテーマにしている花や富士山を描いたものが中心。「赤布牡丹」（縦85cm、横110cm）は、赤い布の上に置かれた、花瓶に入ったピンクのボタンが描かれている。
　オープニングセレモニーで岡さんは「私のコレクションと絵を結び付けるという夢が実現できた。どう交わって美を生み出すか。見た人に『いいなあ』と言ってもらえることが楽しみ」と話した。
　岡さんは同日、市に北信五岳を描いた墨絵（縦約50cm、横約400cm）も寄贈した。
　三木正夫市長は「市の新たな魅力になる。訪れた人に安らぎと感動を与えられる。にぎわいを生み出すと共に文化伝統につながれば」と話した。