2017-09-16 07:00 am by 須坂新聞
アスザックフーズ(須坂市米持町、久保正直社長)は、須坂市井上町金口地籍に、農産物加工工場などの建設を計画している。農用地約2.7haを取得、転用して開発したい考え。早ければ来年春の着工、再来年の稼働開始を目指す。同社主力商品のフリーズドライ(真空冷凍乾燥)食品の売り上げが好調で、需要が高まっていることから、新工場を整備してさらなる生産拡大を図る。
場所は小坂神社西側の水田地帯。
同社によると、農産物加工工場では、フリーズドライ食品に使う野菜の洗浄やカットなどを行う。平屋約3,200平方メートルを予定する。その後、2期工事として原料保管庫、3期工事として梱包・製品保管庫の建設も計画する。最終的には、最大で従業員数150人程度を見込む。
米持工場が手狭になったことから新工場の建設を検討。米持工場や須坂長野東インターチェンジに近く、また、地域貢献のため市内を選定した。
全地権者18人とは取得の仮契約が済んでいるという。7月に近隣地権者への説明会を開いた。計画地は農用地であることから、農業以外に使えるようにするため、8月に市農業委員会に農振除外を申請した。
13日夜に井上町公会堂で区民対象の説明会があり、同社社員が概要などを説明した。建設に反対する意見はなかったが、周囲の景観への影響や交通渋滞を心配する声があった。竹前勇区長は「高齢化で何とか田んぼを維持している人が多い。工場で雇用が生まれるなどすれば」と話した。
同社では「地元及び近隣市町村の、安心安全な農産物を使い、また、雇用の創出など地域振興にも貢献したい」としている。
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