須坂商工会議所が「まちゼミ」〜市民に「学びの場」を提供

2017-09-09 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂商工会議所が主催する「第4回得する街のゼミナール(まちゼミ)」は8月27日から9月24日まで61事業所が64講座を開講、大勢の市民が学んでいる。
 まちゼミは事業所の専門家を講師に、その専門知識やプロの技術を希望する市民に無料で分かりやすく教えるもので、平成26年度から始めた。参加事業所は1年目が11、2年目が34、3年目の昨年が48、4年目の今年が64と年々増えている。
 今年の参加業種は商店・温泉施設・介護施設・マスコミ・陶芸教室・博物館・寺院など多岐にわたり、受講者は昨年(311人)を大幅に上回る500人前後を見込んでいる。
 今年初参加したカメラショップイワイ(馬場町、岩井隆己代表)は「知らないと損!デジカメの便利技!」と題した講座を開講、60〜80代の市民5人が自分のデジタルカメラを持参して学んだ。
 岩井さんは花・人物・風景・ペット・花火・紅葉など被写体ごとの撮影方法を解説。人物撮影では光が均一に当たる順光、顔の陰影がはっきりして立体感が出るサイド光、ドラマチックな仕上がりが期待できる逆光、それぞれのポイントを指導し、「ピンぼけをなくすためにフォーカスロック(半押し)を使用して。被写体は天地・左右とも画面ギリギリに撮らないこと。何枚も撮って経験を積んで」と呼び掛けた。
 参加者には89歳の人もおり、電源の入れ方や充電の仕方など初歩の初歩から丁寧に教えた。講座終了後、参加者からは「説明書よりはるかに分かりやすかった。恥ずかしくて人には聞けないことも遠慮なく聞けた。和気あいあいとした中で楽しく学べ、実践的でとても勉強になった」などの感想が聞かれた。
 講座は約半数が終了したものの、11日以降も受講可能な講座が多数あり、須坂商工会議所では「まちゼミは事業所と市民をつなぐ楽しい学びの場。市民の皆さんの役に立つことで事業所やまちのファンをつくり、それを通して地域の活性化を目指している。まだ間に合いますので、ぜひ受講してください」と呼び掛けている。
 まちゼミを2カ所以上受講した人には抽選で記念品をプレゼントするスタンプラリーも実施している。問い合わせは須坂商工会議所☎026-245-0031まで。ホームページにも情報を掲載している。

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